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2020/10/05
良いレンジフードを選ぶ基準| オーダーキッチンの企画・販売、施工の株式会社コリーナ
こんにちは!コリーナのスタッフです。
気付けばもう10月です!
朝晩の風が涼しく、気持ちのいい天気が続きますね^^♪
個人的には一番好きな季節になってきました!
さて今日は、「レンジフード」についてお話させていただきます。
レンジフードといえばお決まりの「ブーツ型」だったのはもうひと昔もふた昔も前のこと。
ブーツ型ももちろん根強い人気がありますが、その頃と比べるとずいぶんデザインもカラーも色々な種類が増えてきました。
選択肢が増えるのはとてもいいことです。
そして、レンジフードはキッチン空間のイメージをになう重要なポイントになりつつあります!
ですが、デザインだけでレンジフードを選ぶのはNGです!
では何を基準に選べばよいのか?その疑問にお答えします。
▼目次
・そもそもレンジフードとは?
・多種多様なフードのカタチ
・レンジフードを選ぶ基準
・まとめ
そもそもレンジフードとは?
“レンジフード=換気扇”と認識されている方も多いと思いますが、レンジフードは、ファンシステムといわれている換気扇部分とそれを覆うフード部分から成り立っています。
換気扇が合っていないと、調理中のにおいや熱気が残ってしまうことにもなりかねません。
最近はオープン型のキッチンの人気が高まっていることもあり、お家を建てる際にはレンジフードのチェックもしておくと安心です。
換気扇部分の機能タイプとしては、直接換気するプロペラファンタイプ、壁などに設置されたダクトを介して煙などを排気口まで誘導するシロッコファンタイプがあります。
プロペラファンタイプは比較的古い物件に見られるタイプで、壁に直接設置できることや安価な点が特徴です。
新しい物件は、シロッコファンタイプが主流となっています。
キッチンが外壁に面していなくても設置可能なため、リビングの様子を見ながら調理ができるカウンターキッチンやアイランドキッチンなどに採用されています。
多種多様なフードのカタチ
換気扇部分を覆うフード部分にも種類があります。
浅型・平型
他の種類と比べて縦の大きさが小さく、薄いコンパクトな形をしています。
そのため、設置場所の天井が低い、もしくは狭い場合でも設置することが可能です。
ブーツ型のレンジフードと同じくフィルターが取り付けられており、定期的にフィルターとファンの掃除が必要です。
ブーツ型のファンは斜めに取り付けられているのに対し、浅型・平型のファンはガスコンロと平行に取り付けられているため、真上を向きながら作業しなければならないのがデメリットです。
ブーツ型・深型
レンジフードといえばこの形を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
多くの住宅にこのフードが採用されており、「スタンダード型」と呼ばれることもあります。
蒸気や匂いを集める性能が高く、かつシンプルな形状でどんなキッチンのデザインにも合わせやすいのが特徴です。
また、換気扇とフードが一体化している他の3つの種類とは異なり、ブーツ型はフードのみを取り付けることが可能なため、昔ながらのプロペラ型の換気扇の上に、フードを後付けすることもできます。
ブーツ型のデメリットとして挙げられるのは、フィルターの掃除が面倒なこと。
「スロットフィルター」と呼ばれるフィルターは、窓に付けるブラインドのような構造になっており、細かく開いたフィルターの目に油汚れやホコリが溜まるため、定期的に掃除をする必要があります。
スリム型
スリム型(薄型)は現在の最新型で、そのスタイリッシュな見た目から、インテリアとしても高い人気がある型です。
また、スリム型の大きなメリットとして、掃除のしやすさがあります。
従来の目の細かいフィルターと異なり、穴がなく汚れが付きにくいプレートが付いているものや、フィルターの掃除が不要な、ノンフィルタータイプなどがあります。
レンジフード内部の溝や繋ぎ目をなくすことで、拭き掃除がしやすい構造になっているのも特徴です。
他にも、汚れが落ちやすくなるコーティングや自動お掃除機能など、掃除の手間が省けるようにさまざまな工夫が施されているタイプが多く販売されています。
レンジフードを選ぶ基準
レンジフードを選ぶ基準は、「風量」です。
キッチンでは「火気使用室における必要換気量」の計算が法律で義務づけられています。
ここで算出された必要換気量は、あくまで室外に出ていく量です。
ですが、ほとんどのカタログは吸込む風量を掲載しているので注意が必要です。
最近のレンジフードのほとんどがシロッコファンを使用しています。
シロッコファンの場合、排気を外へ排出する部分には雨や虫の侵入を塞ぐための「外部フード」というパーツを付けます。
しかしこの外部フード、あまりかっこいいものではありませんので、できれば家の顔になるような目立つ部分には配置したくありません。
そこで裏の方まで排気ダクトを伸ばすことになりますが、シロッコファンは吸込み口から出口までの距離が長くなればなるほど風量が弱くなります…
ですから、あまりダクトの距離が長くなるような計画は避けなければなりません。
よほど特別な事情がない限り、一般的なレンジフードであれば問題が起こることはほとんどないと言えますが、ダクトの長さと経路には注意しましょう。
他にも整流板(遠心力でオイルを飛ばして掃除を楽にする機能)がついていたり、下からファンをはずして丸洗いできるなどのお手入れがしやすいかどうかも選ぶ基準になります。
また、IHクッキングヒーターであれば、空気を汚すことがないので「室内循環式」という高性能の空気清浄機のようなレンジフードもあります。
これだと室内の空気を外に出すことがないので、空調エネルギーの節約になります。
このようにいろいろな選択基準があるレンジフードですが、最後にもうひとつ気をつけなければならないことがあります。
いくら風量が大きくても給気をきちんとしなければ意味がありません。寒いからと言って給気口を塞いだりしないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コリーナはキッチンと工事のプロです!!
機種の選定からダクトの経路まできちんと学び、真似できないノウハウを持っています。
レンジフードについても安心してお気軽にご相談ください(^▽^)/
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