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2024/03/09
断熱について考える
こんにちは!コリーナスタッフです。
リフォームをする時、クロスや床の色柄を選んだり、材質をあれこれ悩んだりする事は多いですが、床下や壁の断熱についてお問合せを受ける事は少ないように感じます。
今回はそんな『断熱』ついて考えてみます。
▼目次
床下と壁の断熱
内装改修を検討する際、壁の中や床下の状態について考えた事はあるでしょうか?
通常は、ある程度の築年数の木造住宅であれば壁の内側にはグラスウールやロックウールなどの断熱材が入っていると思います。
床下にはスタイロフォームのような断熱材が入っています。
築年数が古い建物では、床下の断熱材が入っていない事もあります。
壁の中や床下は普段目にする事が無い部分なので、改装計画の時に点検をしてみると良いと思います。
住宅の状態が健康であれば、断熱材が本来の仕事をしているので問題ありませんが、壁の中に結露があったり、
雨漏れがあったりして断熱材が壁の下の方に下がってしまっていたり、床下の断熱材がシロアリの食害によってスカスカになっているケースもあります。
最近の住宅は、性能が良くなっており、一般住宅でもかなり断熱性能の高いものが増えてきましたが、築20年などの住宅は今の断熱と比較するとかなり弱いと思います。
これは、施工に問題があるという事ではなく、当時のスタンダードと今のスタンダードが違う事に起因します。
床下は、床下点検口などから確認する事が可能ですが、壁の中は内側のプラスターボードを一部剥がすなど、工事を伴いますので、容易ではありません。
冬場にお部屋の冷えが気になっている場合は、断熱工事の検討をお勧めします。
最近は、プラスターボードと断熱材が一体になった商品もあります。
このプラスターボードを使用すると、全く断熱材の無いプレハブの小屋でさえも快適空間に生まれ変わります。
窓の断熱
インナーサッシという商品があります。(メーカーによって『プラマード』や『インプラス』などの商品名があります)
これは今のサッシの内側に取り付ける樹脂製の室内サッシの事です。
最近は各サッシメーカーがテレビCMで放送しているので、目にされた方も多いのではないでしょうか?
ご存知の方も多いと思いますが、熱は窓から逃げます。夏場の熱も窓から入ります。
最近の住宅は2重サッシ(ガラスが2重になっている)が標準ですが、以前はガラス板1枚のサッシがほとんどです。
前項でご案内したような断熱材一体プラスターボードなどで壁の性能を上げても、窓がそのままの状態だと、効果は薄れてしまいます。(体感で違いが判ると思います。)
インナーサッシを取付けると、窓の開閉の際に2度手間にはなりますが、明らかな温度の違いに驚かれます。
国の補助金もありますので、内装工事を計画される際には検討される事をお勧めします。
以前、戸建ての全面リフォームを施工されたお客様に、『どの部分の一番満足度が高いですか?』とお聞きした際、『インナーサッシですね!』と言われた事がありました。
色々とこだわったキッチンや壁紙の変化ではなく、インナーサッシによる断熱効果、防音効果が最も実感できた施工だったようです。
我々とすると、何だか微妙な気持ちにもなりましたが、それほど効果の高い商品だという事だと思いました。
ユニットバスの断熱
ユニットバスの断熱も最近かなり進歩しています。
浴槽の断熱は裏側に断熱材が貼られていて、かなり長い時間、お湯の温度をキープしてくれます。
結果として追い焚き時間の短縮になり、省エネにつながります。また、各メーカーからはユニットバスの壁材そのものに高い断熱効果を持たせた商品も出しています。
こちらも導入したお客様からの評判は上々です。
まとめ
床や壁、天井はもちろん、窓や浴室などの断熱を施工する事で、お住まいの快適さが上がります。冷暖房効率もアップしますので、省エネ=ECOでもあります。
リフォームを検討されるなら、断熱の事も併せてプランニングされる事をお勧めします。
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